A級の学習を通じて取り戻すことができたもの

【合格体験記】

  • 貿易実務検定®A級合格
  • 森田 琢哉 様(50代・男性)
  • 食品商社

貿易実務検定®A級受験のきっかけ

長年、食品商社に勤務し、農畜産物の輸出入業務に携わってきました。
55歳を迎え、定年退職も近づいてきたため、60歳以降のことを考えるようになりました。
また、これまでの業務に対して愛着もあり、今後の業界の拡大に何かお手伝いできることはないかと考えていました。
そこでちょうど良い機会だと思い、「自分が何ができて、何ができないのか」を把握するために、貿易実務検定を受験することを決意しました。

学習方法(使用教材や参加した講座、工夫した点など)

テキスト通読による基礎力の涵養と、過去問・公式講座での知識定着

2024年4月に学習を開始し、まずは基礎的な参考書や過去問を使って、C級・B級の学習を進めました。貿易実務に関しては、基礎的な実務事項の確認と学習を行いました。従事している食品貿易では電信送金が主流であり、信用状等には不慣れでしたが、学習を通じて過去から現在に至るまでの変化を把握し、現在の商慣習への理解を深めることができました。

7月以降はC級・B級に合格したため、A級の学習を本格化しました。特に、配点が大きい書類作成や計算問題に重点を置き、実際に手を動かす演習を繰り返しました。その上で、過去問5年分を何度も解き、設問パターンを把握し、知識を定着させました。また、対面講座の貿易実務上級セミナー(№1「輸出入書類作成」)を受講しました。受験生がつまずきやすいポイントに焦点を当てた講義内容で、大変参考になりました。

マーケティングについては、先輩方のアドバイスを受けて、中小企業診断士のテキスト(企業経営理論の一部)を通読し、その後過去問5年分を繰り返し解きました。こちらも、貿易実務上級セミナー(№3「貿易マーケティング」)の受講が得点力向上には欠かせないと感じました。英語については、業務で普段使用しているため特別な学習は行わず、過去問で設問パターンを把握するよう努めました。

学習方法としては、「空き時間を有効活用すること」を心がけました。
日々の通勤電車では大判の参考書を広げるのが難しいため、PDF化してiPadで学習していました。
週末には早朝学習を心がけ、家庭生活との両立を図りました。また、出張が多い仕事のため、新幹線や飛行機での移動時間を活用できたことは幸運でした。

使用教材、参加した講座

資格をどのように活かしたいですか?

現行業務(農畜産物の輸出入)に関し、一層理解が深まり、業務に対する自信がつきました
また過去の慣例に基づいて行ってきた業務内容も多くありますが、現在それらの見直しを進めています。これらの見直しにより、業務の品質向上とともに、より迅速な対応が可能になると期待しています。

受験を終えて

取り戻した習慣と新たな学び

貿易実務検定の学習を通じて、「勉強する習慣」を取り戻すことができました。仕事以外の時間が一層充実するようになり、大変うれしく思います。

現在は、マーケティングの深堀りを進めています。
まだまだ知らないことが多く、「もっと早く始めていれば」と後悔もありますが、「これからの人生で今が一番若い(のだから遅いことなどない)」と開き直り、前向きに取り組んでいます。

これから勉強・受験される方へのメッセージ

人生は一度きり、楽しみましょう!

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