毎日の積み重ねが合格への鍵
【合格体験記】
- 貿易実務検定®A級合格
- 朴 誌現 様(40代・女性)
- スポーツ用品・アパレル製造・輸入・販売会社
学習方法(使用教材や参加した講座、工夫した点など)
毎朝コツコツ無理せずに
平日は、脳が一番冴える朝の時間に15~30分ほど勉強し、土日は勉強をしないスタイルで採用していました。また、所用などで勉強できなかった期間もあり、実際の総勉強時間は約80時間ほどでした(平均20分×5日×48週÷60分)。
私は成人してから来日したため、漢字を書くことに自信がありませんでした。そこで、まず過去問の問題、解答、解説をノートにすべて書き写すところから勉強を始めました。1日1~2問ずつ、手書きで内容を記録しながら覚えるよう努め、この方法で過去問4年分を2周しました。特に、解説が非常に丁寧だったため、それを手書きするだけでも相当な勉強量となりました。
3周目以降は問題を解き、間違った問題については原因を分析してメモしました。その際、貿易実務アドバンストマニュアルの該当箇所を参照し、理解を深めました。この方法で過去問4年分を5周ほど繰り返しました。試験1週間前からは、保管していた過去問の答案用紙を使用し、解答だけでなく、名前や受験番号まで記入しながら、実践に備えました。
使用教材、参加した講座
資格をどのように活かしたいですか?
得た知識を日々の業務に
実は、貿易実務検定の受験勉強で得た知識が、合格前から業務に役立った経験があります。
私の勤務する会社では、海外送金は基本的にT/T(電信送金)で行っていますが、あるとき海外の輸出者からどうしてもL/C(信用状)で取引をしたいとの要望がありました。しかし、当社は小規模な会社で、経理チームはこれまで一度もL/Cを開設した経験がありませんでした。
その際、私は貿易実務検定の受験勉強中に学んだ知識を活用し、L/C開設依頼書のドラフトを作成しました。その結果、スムーズにL/Cを利用した取引を進めることができました。このように、受験勉強で身につけた知識は、いざというときに業務でも大いに役立つと実感しました。
受験を終えて
受験終了後、全く手応えを感じず
試験当日は、分からない問題があっても、思いつく限りの内容を組み合わせて解答用紙を埋めるよう努力しました。しかし、一番自信があった船賃の計算問題では、地理知識の不足が原因で誤答してしまい、自己採点の結果、全く手応えを感じられませんでした。
そのため、合格を期待していなかったのですが、合格発表日に自分の受験番号を確認できたときは、本当に嬉しく、驚きもありました。
これから勉強・受験される方へのメッセージ
得た知識は必ず力に
合否に関係なく、受験勉強で得た知識は必ず自分の力になります。また受験という具体的なゴールがあることで、計画的に勉強を進めることができます。幅広い知識を身につければ、業務全体の流れを把握でき、効率的に仕事を進められるようになり、無駄な作業に振り回されることも少なくなります。
まずは勉強を始めて受験してみることが大切です。不合格だったとしても、その知識は必ず自分のキャリアに役立つと考え、心に余裕をもって取り組めば、ストレスを感じることなくゴールに近づけると思います。
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