効率的な勉強で目指した合格

【合格体験記】

  • 貿易実務検定®A級合格
  • M 様(20代・女性)
  • 会社員(製造業)

貿易実務検定®A級受験のきっかけ

転職を機に貿易専門の部署に入ったため、貿易に関する知識を深めたいと思ったことがきかっけです。

前職では他の業務の片手間に輸出入を担当している形でした。しかし、今の職場ではL/C貿易や前職で使ったことがないようなインコタームズを使う機会もあると聞いたため、より高度な実務スキルが求められると考え、受験しました。

いつ頃から受験勉強を始めましたか?

他の方の合格体験記を見ると7月頃から始めていた方が多い印象を受けたので、私も7月半ば頃から始めました。7月、8月は主に貿易実務科目の勉強で、9月からマーケティングと英語を始めました。

ただし、3科目とも知識がほとんどゼロの状態からのスタートだったので、英語は勉強するのが遅すぎたと感じており、もう少し早く始めてもよかったかもしれないです。

学習方法(使用教材や参加した講座、工夫した点など)

効率・コスパ重視

転職による引っ越しと長期の出張も挟んでいたため、とにかくお金と時間をかけず、数を絞った教材を完璧に解くことを目標にしました。受験自体も何度も受けることは難しいと考えていて、絶対一発合格するぞという気持ちで勉強していました。

教材は貿易実務検定A級本試験問題の過去5年分とB級・A級のための貿易実務アドバンスト演習テキストを使用しました。最初の1週間はテキストを通読し、その後は手持ちの問題を1日1年分解きました。問題は繰り返し使えるように、選択問題はルーズリーフに、書類作成問題などは薄い紙を問題用紙の上に敷いてマスキングテープで固定して解いていました。解答した紙はルーズリーフに貼って、自分で解説を書き込んで後で見返せるようにしました。

私の場合、勉強量を勉強時間で考えるとダラダラと時間稼ぎをしてしまうため、1日1年分、自分の解答に納得できるまでやるように決めていました。またどうしても理解ができないマーケティング問題が出てきたときは、実際にその方法を使った企業をネットで検索し、どのような効果があったかを調べました。

また、モチベーション維持のために電卓や問題を入れるファイルなどは自分の好きなデザインのものにしていました。当日は不安だったので、「これだけ勉強したんだから大丈夫!」と自分を勇気づけるために、今まで勉強したルーズリーフの束を持って会場に行きました。

使用教材、参加した講座

資格をどのように活かしていますか?

実務で活躍しています

最近、試験問題の内容そのままのトラブルの芽を仕事で見つけ、問題で見たところだったので事前に摘み取ることができました。

トラブルは当然ないことの方が良いですが、トラブルがあったときにすぐに対処できたり、未然に防げたりできることがかなり多くなりました。特に事例問題L/C問題が実務経験で役立っています。

受験を終えて

やり遂げた

合格体験談を読むとみなさん講座に通っていたり、通勤中に勉強していたりして、環境面でどうしても他の人に比べて不利な状況ということは自覚していました。そのため、合格したときは信じられなくて何回もサイトを見返しました。

最初はどうして自分の回答が間違っているかもわからず毎日泣きながら答え合わせをしていましたが、「分かる」が増えていくのはとても楽しかったです。

これから勉強・受験される方へのメッセージ

自分に合った勉強方法を

今回私が合格した理由は、資源が限られていることが最初から分かっていたため、1回1回の勉強を集中して取り組むことができたからだと思っています。

人によって自分に合った勉強方法は違うと思いますので、今の自分の状況を見極めて、どれくらい試験にリソースを割けるかを分析し、勉強方法を組んでいくことも重要だと思います。

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最新貿易実務ベーシックマニュアル(改訂4版)
貿易実務検定®C級準拠のオフィシャルテキスト「最新貿易実務ベーシックマニュアル」が改訂4版となりました。
最新の法令改正や環境の変化、そしてインコタームズ2020にも対応させました。