自分自身のステップアップを目指し勉強を続けていきます!
- H.Y. 様(30代・女性)
- 日系フォワーダー勤務(貿易事務職)
ご回答ありがとうございました。
第21回貿易実務検定®A級合格おめでとうございました。各分野大変分析されながら学習されたと思います。ご自身のステップアップを目指し突き進んでください!H.Y.さまの今後ご活躍をお祈り申し上げます。
貿易実務検定A級受験のきっかけ
私は現在勤務している日系フォワーダーにて、輸出入の手配を行う貿易事務の仕事に携わっています。他業種から転職する際に貿易実務検定C級を取得しました。コロナ禍により自宅にいる時間が増えたので、自己研鑽に努めようと2021年度にB級を取得。せっかくなので続けてA級にもチャレンジしようと2022年度の受験を決めました。
勉強方法
1月のB級合格発表後、以前の合格体験記に書かれていた過去問9回分を揃えたのですが、それに満足してしまい、GWが過ぎる頃まであまり勉強せずに過ごしてしまいました…。7月までは週5,6時間程、8月頃から本格的に力を入れ、平日は1,2時間、休日は4-8時間程勉強しました。
過去問はスキャンして、GoodNotes 5というノートアプリでどこでも見返せるようにして繰り返し問題を解いていきました。書類作成等の問題もこのノートアプリを使って気軽に何度も解き直していきました。
何度も間違えた問題はExcelに打ち込んで印刷し、表面に問題、裏面に答えという形式で大きめの単語カードに貼ってフラッシュカードにし、スキマ時間や寝る前に繰り返し見て頭に入れるようにしました。
『貿易実務』
A級はB級よりも一歩踏み込みこんだ知識が必要となり、記述式の問題もあります。ただ、過去問で一度でも見た(似たような)問題を確実に得点源にするよう心がければ、初見の問題を落としてしまっても挽回できると思います。過去問を全て丸暗記することは不可能ですし、全く同じ形式で出題されるわけではないので、解答の根拠を理解し、自分で説明できるよう知識に落とし込んでいく必要があります。解説を読んでもわからなかった問題は、貿易実務ハンドブックや、税関・JETROのサイトを調べて理解しました。
書類作成は、同じ種類の書類でも設問条件によっていくつかのパターンがある為、パターン毎に分け、解答を書き込み、並べて比較すると理解がしやすくなります。
関税額等の計算は、貿易実務ハンドブックではカバーできなかった為、解答解説と税関のサイトを元に課税価格の求め方等を勉強しました。
『貿易マーケティング』
こちらも貿易実務と同様、過去問で見た問題は間違えないように注意しました。わからない用語は、解答解説、貿易実務ハンドブック、インターネットで調べて理解しました。用語を調べる際はその用語に関連する用語もセットで覚えるようにすると、別の形式で出題された際に対応できると思います。また語句について説明する記述問題もあるので、出題頻度の高い用語は簡単に説明できるようにするといいと思います。
『貿易実務英語』
仕事で日常的に英文メールのやりとりをしており特に英語に苦手意識はなかった為、他の2教科程は勉強に時間をかけませんでした。
英訳・和訳は後半の長文読解&英作文の時間が足りなくなる為、時間をかけすぎず素早く解く事を意識。3つの文章を1,2行ずつ比べながら読み、違いのある箇所に印をつけ、明らかに間違えが書かれているものを候補から外すようにして解き進めました。
貿易用語や条約を説明する英文章の穴埋め問題は、過去問と同じ文章が出題されることが多いので、間違えた問題は復習して覚えれば得点源になると思います。必ず1問はインコタームズに関連した問題が出題されるので、責任範囲等を改めて復習することをおススメます。 英作文は、前半の問題でよく使われている単語や表現が問われることがあるので、チェックしてスペリングも意識して覚えました。
使用した教材
最後に・・・
貿易事務職について数年経ちましたが、今回のA級受験で改めて貿易実務の奥深さを感じました。今まで業務上必要な表面的な知識しか理解していない部分もありましたが、受験を通じて体系的に学んだことで、改めてきちんとした知識を深めることができました。貿易実務検定は、現在の知識の再確認の勉強をする機会が持てたことに大きな意義があると思います。
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