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お役立ち情報

【A級個人優秀賞受賞者 合格体験記(1)】
◇小西隆哉さん(30代・男性) 弁護士
→ 貿易実務検定を受験するきっかけとB級合格まで

私は金融法務(海外案件を含み、英語はそれなりに使う。)を中心とした企業法務系の弁護士をしており、必ずしも貿易が専門というわけではないのですが、国際取引に関する契約書の作成等に携わることは良くあります。
2012年のはじめに依頼者から信用状取引にかかる相談を受けた際に、この機会に関連分野をより体系的に勉強したいと思い、書店に行ったところ、「めざせ!貿易実務検定」と「貿易実務ハンドブック」を見て興味を持ったのが貿易実務検定を受験しようと思ったきっかけです。

私の職業においては、自分の専門分野だけではなく、その周辺の知識が求められ、クライアントの要求に迅速に対応して適切なソリューションを提案するためには、様々なことにつきなかなか一から勉強する時間はとれないので、ベースとなる知識の幅を広げておく必要があります。

自分の場合、資格試験が試験に出る範囲につき勉強するモチベーションを与えてくれるので、時々資格試験を利用して勉強することがあります。

「めざせ!貿易実務検定」、「貿易実務ハンドブックベーシック版」、「貿易実務ハンドブックアドバンスト版」、「貿易実務ベーシックマニュアル」、「貿易実務アドバンストマニュアル」、「貿易実務検定®B級問題集」を利用して勉強して(かなり前のことになるのと、本稿の中心はA級であることから詳細は割愛します。)2012年7月のB級に合格しました。
→ 準A級の勉強について(ここはA級の勉強方法にも重なります。)

(1) 総論
その後、しばらく信用状取引からは遠ざかっていたのですが、2014年に入ってから別途信用状取引に関連した仕事があったことを契機に、もう一度体系的に勉強したいと思い、2014年12月の準A級(新A級の実施にともない廃止されました。)を受けることにしました。
この際は、上記に掲げたものの他、「貿易実務検定®B級・準A級準拠貿易実務アドバンストテキスト」(今では改訂されて「B級・A級のための貿易実務アドバンスト演習テキスト」になっていると思われます。以下、「演習テキスト」といいます。)と「貿易実務検定®準A級試験問題集」(準A級の過去問は現在販売されている「貿易実務検定®A級対策問題集」にも掲載されています。)を使って勉強しました。

(2) 貿易実務と貿易マーケティング
貿易実務と貿易マーケティングについては、「貿易実務ハンドブックアドバンスト版」及び「貿易実務アドバンストマニュアル」を読み込むとともに、読んだ章についての章末問題を解き、また、「貿易実務検定®B級・準A級準拠貿易実務アドバンストテキスト」と準A級の過去問を解いて復習しました。
この試験に限ったものでもありませんが、例えば「貿易実務アドバンストマニュアル」の貿易実務に関する部分を一読してから過去問を解き、そのなるべく近い時期に「貿易実務ハンドブックアドバンスト版」を読むなど、読み込む作業と問題を解く作業を交互にすると問題意識を持って読む作業を行えるので頭に入りやすいのではないかと思います。

また、仕事で貿易書類を作成する機会のない自分にとっては、演習テキストで体系的に貿易書類にあたっておくことは、試験対策の意味で特に役立ちました。
過去問や演習テキストを複数回繰り返すとより良いのだとは思いますが、そこまでの時間はとれなかったので、記号問題のような解き直しに時間が比較的かからないものだけ2回目を行い、一方書類作成のような解き直しに時間が比較的かかるものについては、間違った箇所を読み直す程度としました。

(3) 貿易実務英語
貿易実務英語については、もともと仕事で普段から英語の読み書きはしていることもあって苦手意識はなく、過去問を1、2年分解いて時間的にも問題なさそうだったので、使える時間があれば貿易実務と貿易マーケティングに充てた方が得策と思い、あまり時間をかけませんでした。
→ A級の勉強について

(1) 総論
 準A級のための勉強をしていた時は、A級は2011年以来実施されていないようであり準A級が事実上の最上級だと思っていたのですが、その後に、準A級は2014年12月の回を最後に廃止され2015年7月に新A級が実施されることを知り、せっかくなら準A級の勉強の成果が頭に残っているうちに最上級までとってしまおうと思うとともに、日本貿易実務検定協会のウェブサイトで参考書として記載されている書籍(以下(2)に記載するものなど。
抽象的には読みたいと思っていたものの試験や仕事と直接関係なく読むほどのモチベーションがなかなか上がらないもの。)をこの機会に読もうと思ったことから、2015年7月の新A級を受験することにしました。

(2) 貿易実務と貿易マーケティングの勉強法
 試験に直接役立ったのは、以下のものです。勉強の仕方は基本的に上記に記載した準A級と同じです。
私が受験した新A級は初回実施だったので、新A級自体の過去問は当時はありませんでしたが、現在は既に第11回及び第12回が実施されているので、その過去問も解いておくべきだと思います。

・「貿易実務アドバンストマニュアル」
・「貿易実務ハンドブックアドバンスト版」
・「貿易実務検定®A級対策問題集」
・演習テキスト

貿易実務との関係で、以下のものも目を通しましたが、上記に比べると優先順位は下だと思います。上記で頭に入らない、あるいは一部の分野につきもう少し深く勉強したいという時に読めば良いのではないかと思います。
以下は、個人的にこの試験との関係で役に立ったと思う順番に概ね並べています。

・黒岩章「貿易実務完全バイブル」かんき出版
・三菱UFJリサーチ&コンサルティング「貿易と信用状」中央経済社
・大貫雅晴「貿易売買契約とリスク対応実務」同文舘出版
・日本貿易振興機構「ジェトロ貿易ハンドブック2015」
・佐野寛「国際取引法」有斐閣
・フレッシュフィールズブルックハウスデリンガー法律事務所「よくわかる国際仲裁」商事法務
・国際商業会議所日本委員会「Incoterms®2010 by the International Chamber of Commerce (ICC)」

また、貿易マーケティングとの関係では、国際実務マーケティング協会「マーケティング・ビジネス実務検定 アドバンスト版テキスト〔第3版〕」税務経理協会も一通り通読して問題を解いて復習しました。
こちらも、ここまで手を出せるに越したことはないものの、上に掲げた「貿易実務アドバンストマニュアル」、「貿易実務ハンドブックアドバンスト版」及び「貿易実務検定®A級対策問題集」に比べると優先順位が下がると思われます。
いずれの科目においても、過去問の内容並びに過去問と同等のレベルで「貿易実務アドバンストマニュアル」及び「貿易実務ハンドブックアドバンスト版」に書いてある内容については、出題された場合に概ね解けるようにしておくべきだと思います。

(3) 貿易実務英語の勉強法
貿易実務英語については、(旧)A級の過去問を解いたところ、やはり準A級より難しく、また、英語力だけではなく貿易用語の知識も必要とすると感じたので、「貿易実務検定®A級対策問題集」に記載の過去問は一通り解いて復習しておきました。

(4) 貿易実務と貿易マーケティングの(新)A級試験(第11回)の印象
 私が受験した際の新A級は初回で過去問もないことから、試験開始後最初に問題をざっと眺めたところ、「非常に問題量が多くてかなり飛ばさないと終わらない」と思いました。

 準備の段階で、貿易マーケティングの方が得点できそうと思っていたので、貿易マーケティングを急いで35分程度で終わらせ、貿易実務に進みました。
書類作成のあたりまでは比較的順調に進みましたが、その後に過去問で見たパターンとは違う問題が続き、そのあたりはあまり解けず、かつ時間切れでした。ただ、過去問含め多くの受験生が知っているであろう範囲は押さえていたので、自分ができなかった問題は恐らく多くの受験生も解けないもので致命傷にはならないだろうと思いました。

(5) 貿易実務英語の(新)A級試験(第11回)の印象
 こちらも、最初に問題をざっと眺めたところ、「準A級と比べて試験時間はあまり変わらないのに問題が非常に多くてかなり飛ばさないと終わらない」と思いました。
 英語の問題を解くのは日本人の中では速い部類だという自信はありましたが、最後の英作文を殴り書きして何とか終わらせるのが精一杯で見直す時間はありませんでした。

(6) A級合格のためのアドバイス
「貿易実務アドバンストマニュアル」と「貿易実務ハンドブックアドバンスト版」を読むなどしてある程度問題が解ける状態に到達したら(新)A級の過去問を時間を測って解いてみましょう。
時間配分の感覚と、自分の得意・不得意分野が良く分かります。各回の難易度にもよりますが、総合点で6割弱とれれば十分合格できるようです。完璧を目指す必要はないので、自分の得意・不得意分野を踏まえて、どの分野の勉強に時間をかけるのがコストパフォーマンスが良いのか考えて勉強すると良いと思います。
「貿易実務アドバンストマニュアル」及び「貿易実務ハンドブックアドバンスト版」並びに過去問の範囲は多くの受験生がカバーしているはずなので、その範囲はなるべく確実にとれるようにすべきと思います。その範囲外からの出題であれば、できなくても恐らく他の受験生の多くも解けないので致命傷にはならないと思われます。


【A級個人優秀賞受賞者 合格体験記(2)】
◇釜田純子さん(40代・女性)貿易実務歴約7年
→ A級試験に向けた勉強方法について

2002年に「めざせ!貿易実務検定」と「貿易実務ハンドブック」を熟読し、基礎知識を身につけ、B級・C級を取得しました。
2008年には、「貿易実務ハンドブックアドバンスト版」で書類作成問題を重点的に解き、 準A級を取得しました。 今回のA級に向けた対策としては、「A級問題集」を繰り返し解きながら、分らない箇所については「貿易実務ハンドブックアドバンスト版」で復習するようにしました。
「A級問題集」には、A級の過去問題が3回分掲載されているので、同じ分野の問題を3回分続けて解き、分野ごとに理解していくように心がけました。
→ 貿易実務検定®が実務にどのように生かされていますか。

会社では系統立てて貿易実務の仕組みを学習する機会がなく、見よう見まねで怖々実務をこなしていくような形でしたが、検定試験合格を目標に勉強をしていく中で、貿易の仕組みを全体像で理解でき、以前よりも理解して実務を進められました。
また、異動や産休などでブランクが空いた際でも、一つ上の級を目指して勉強したことで、知識を思い出し、スムーズに業務を再開することができました。
→ これから貿易実務を学ぶ方へメッセージ

貿易実務は学習範囲が広く、一度に理解するのは大変なので、参考書を何度も繰り返し読み、 問題集を持ち歩いて通勤電車の中で毎日一問ずつでも解き、繰り返し勉強を重ねていくと、知識が定着しやすいのではないかと思います。