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初学者のための!貿易実務英語あれこれ

貿易実務英語あれこれ その⑤ 油断できない『s』

  • 掲載日:2016/11/18
  • 執筆者:関根幸雄 (広島修道大学教授)

おめでとう!・・・というつもりでCongratulation!と書かれた英語を見ることがあります。
正しくは、Congratulations!とsがつきます。たかがs、されどsであり、英語では油断できません。
貿易実務でもこのsがあるとないとでは、意味が違ってくる用語があります。customというと習慣のことで、It is our custom to do business on an L/C basis.(信用状ベースで取引するのが当社のしきたりです)となります。

customにsをつけてcustomsとすると、税関となります。税関のホームページでは、Japan Customsと英語表記されています。通関はcustoms clearance、通関業者はcustoms brokerといずれもsがつきます。

博士
次に、termはどうでしょうか。
termは期間、用語としての意味がありますが、termsになると条件となります。支払条件はterms of paymentやpayment termsとなり、取引契約ではgeneral terms and conditions of business(一般取引条件)というものがあり、裏面約款のことを指します。

そのほかに、instructionとは教えることですが、複数形のinstructionsは指図や指示のことになり、貿易実務でshipping instructionsは船積指示書(船積依頼書ともいう)となります。

こうした単語は、sがつくことにより意味が変化する特異なものといえるでしょう。

貿易実務英語の学習では、細部にわたり観察眼を養うことが大切です。