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貿易実務英語あれこれ その③ 同じ意味の単語について

  • 掲載日:2016/09/14
  • 執筆者:関根幸雄 (広島修道大学教授)

商品を英訳すると、goods, item, article, merchandiseなどがあります。どれを使ったらよいのか迷いますが、基本としてはgoodsを使うことをお勧めします。

博士
ただ、これらの商品を英語にするとthese goodsとなりますが、この商品をthis goodsとは言えません。goodsは複数形なので、この商品もthese goodsとなり、これらの商品の意味と紛らわしくなります。そのため、この商品というときには、加算名詞であるitemやarticleを使って、this itemやthis articleとするほうがよいでしょう。

こうした使い方の違いのほか、商品に相当する単語が多いのは、よく使われる単語でもあるからです。

Since your goods have been selling well in our market, we would like to know if you plan to develop any new items in the near future.
(貴社商品は当市場でよく売れておりますので、近い将来に新商品を開発される予定があるのかお伺いいたしたく存じます)

日本語で商品という単語を繰り返しても違和感はありませんが、英語で同じ単語を繰り返すとボキャブラリーが乏しいととられかねませんので、この英文のように同じ単語を繰り返すことは避けたほうが賢明です。

価格が安い場合、cheapを思い浮かべるかもしれませんが、安物の意味合いがありますので、価格交渉の場面ではreasonable, attractive, competitive, workableなどさまざまな単語が登場します。

competitiveは競争力のあること、またworkableは採算が取れることなのですが、いずれも辞書にはこうした訳語は載っていないかもしれません。これらはビジネスという中での訳し方といえるでしょう。